テイジン耐熱性繊維で作ったミシン糸
コーネックスミシン糸
コーネックス
は、メタ型タイプの全芳香族ポリアミド系耐熱性繊維です。
主原料は、メタフェニレンジアミンとイソフタル酸クロライドで、
ポリメタフェニレンイソフタルアミドを成分とする有機合成繊維です。
コーネックス
は、ポリエステル並みの繊維性能(強伸度、弾性率、比重、
風合い、色など)をもち、加えて、空気中で溶融することなく、
400℃ではじめて分解、炭化を開始する耐熱性と限界酸素指数(LOI値)29以上
という防炎性・難燃性をあわせもつ、衣料から産業資材分野まで広範囲に
活用される白色の高機能繊維です。
耐熱性のある素材とは、次の性能のすぐれているものをいいます。
(1)繊維性能
高温での繊維性能保持にすぐれていること
(2)寸法安定性
高温での寸法安定性がすぐれていること
(3)耐熱寿命
高温でも長期にわたり繊維性能を保持すること
このような要求特性を満足させるためには、一般的には、
1) 融点および分解点が高いこと
2) ガラス転移点が高いこと
3) 酸化分解速度が遅いこと
4) 熱運動に対して柔軟であること
などが必要とされています。
コーネックス
は、化学的に安定で、かつ、ひろがりを持った
ベンゼン環を、アミド結合で、メタ型に連続して結合させることによって、これらを実現したものです。
<一般物性>
コーネックス
ミシン糸の強力、比重などの一般物性はポリエステル、綿といった汎用繊維と大きな差がなく、縫製作業効率の低下の心配はほとんどありません。
<耐熱性>
コーネックス
ミシン糸は融解せず、約400℃で徐々に分解炭化します。これはポリエステルの使用限度限界より100℃以上高いものです。また、低温環境でも特に著しい硬化はみられません。コーネックス
ミシン糸は、広温度範囲で使用できる縫い糸なのです。
<難燃性>
コーネックス
ミシン糸は極めて燃えにくく、自己消化性を持っています。ですから、火災時の煙と有害ガス発生を極めて低く抑えることが出来ます。また、融解ドリップがなく、融解による皮膚火傷の恐れもありません。コーネックス
ミシン糸のこれらの耐熱エネルギー性能により、1000℃以上といった火炎に対しても、一定の遮熱効果を発揮するのです。
<耐薬品性>
コーネックス
ミシン糸は一般的に薬品に強く、特にアルカリ、有機薬品に対して優れています。
<吸湿性>
コーネックス
ミシン糸はナイロン以上の吸湿度があり、合成繊維の中で最も吸湿性のある繊維といえます。
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